史学・考古学・地理学

こんな人にオススメ!こんなことを学ぶ!

「歴史がすき!」、「地理がすき!」という人はもちろん、「これから世の中はどうなるのか、歴史の中から答えを見つけたい」、「将来は仕事でもプライベートでも世界中を旅行してみたい」なんて考えている人にも、オススメの学問です。

■史学
史学は人間の様々な営みの蓄積である過去の史料や史跡の評価・検証を通して、歴史的事実やそれらの関連を追究する学問である。
高校までの学習のように歴史上の出来事を覚えるのではなく、自分の問題意識に従ってテーマが設定され研究が行われる。そのため、自分の生きている社会に対しての独自の問題意識が必要となる。このように史学は過去のことを学ぶ学問でありながら、常に現在と未来を向いている学問である。
集めた史料や調査結果をもとに、個々の史実を明らかにするだけでなく、新たな視点で歴史の流れをつかみ、自ら得た「歴史観」を現代社会が抱えている様々な問題の解決に役立てる。
自分独自の視点で歴史上の事実とその関連性の中に意義のある解釈を見いだしてく醍醐味がある。
同時に主観に陥ることなく、客観的な根拠を元に論理的な考察によって筋道を立てて解説を行い、他者を納得させることができる能力が要求される。

■地理学
地表上の空間的しくみから都市や農村のあり方、経済活動の空間的しくみや人間活動を取り巻く自然環境などを研究する。医学・哲学とともに人類最古の学問分野とされる。

■文化財学
歴史遺産や美術工芸品、建築物などの調査法や保存・修復技術など貴重な文化財を次世代に伝える知識や技術を扱う。

■考古学
遺跡・遺物といった「モノ」を研究することによって人類の過去を明らかにする学問分野である。

主な専門科目説明

●東洋史
アラブ諸国から日本にかけての北アフリカ、ユーラシア大陸および周辺諸島を対象とし、各国史に留まらない歴史像が特徴。

●西洋史
様々な民族の移動や侵入の歴史とも言える、ヨーロッパにおける歴史を古代、中世、近世、近代の4 区分で扱う。

●文化史学
政治や国家体制等の歴史よりも、生活や文化、風俗や伝統芸能、思想の変遷といった民衆の歴史に焦点を当てて研究する。

●歴史社会学
現在、当り前になっている習慣や意識、観念について、それが歴史的にどのように形成されたかを研究し、現代社会の構造を明らかにする。

●美術史学
美術作品を、様式の分析や図像の解釈、製作過程の解明など実証的に研究し、それを歴史の中に位置づけ、美術の歴史の全貌を明らかにする。

●自然地理学
気候、地形、土壌、植物や動物の生態や分布、河川や地下水の成り立ちやあり方を、地理的に理解する。

●人文地理学
経済、社会、政治、都市と農村、歴史、文化、人口問題などを扱う地理学。フィールドワークが重要視される。

●地誌学
ある特定の地域の政治、経済、産業、社会、文化、民俗、地形、気候などを自然・人文両方の見地から研究する。

●考古学実習
遺物の修復、実測、拓本、写真撮影や遺跡の測量の方法を学ぶ。実際に遺跡に出向き、発掘調査を行う。

●埋蔵文化財学
遺跡や出土考古資料の調査法や保存方法、活用方法を学ぶ。考古学分野と密接に関連する文化財学領域。

この分野の将来性

国際化が進むと、「歴史」が問題となって交流が進むこともあれば、また、滞ることもあります。日本人に対する「好き」、「嫌い」の感情も、歴史認識から来るもの。
だからこそ今、歴史を正しく研究し、伝える人材が必要です。また、地図の更新の速さからもわかるように、世界情勢は日々変化しており、その変化を人々に伝える人材も求められています。
そう考えると、歴史や地理を学ぶ人には、教育の場だけでなく、出版、国際交流など、さまざまなフィールドで活躍できる可能性があることがわかります。

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