「日本の文学者の作品に愛読書がある」「『光源氏さま』の虜になった」「日本人の精神を外国の人々に伝えたい」「深く探りたい外国の文化がある」「海外の文学作品に触れてみた」、そんな人たちの知的好奇心に答えてくれます。
■日本文学
日本で生まれた物語や短歌、小説や詩、戯曲などの文学作品を通して、日本人の精神の働きを研究するのが日本文学である。
作家の経歴や作品成立の時代背景、作者自身のものの見方や考え方を研究し、人間と人間社会の本質などを考えていく。
日本の文学作品は、長い歴史の中で築き上げられてきた貴重な文化遺産であり、いろいろな時代の作品と作家に触れることにより、作品に表現された人々の心の動きや生き方、そして社会をとらえていくのである。
日本文学を学ぶ際には、ただ作品を読むだけではなく、日本語の音韻・文法・語彙などについての研究も行う。また、より深い研究へ進んでいく場合には、日本人の精神構造・国民性・民族性なども併せて学ぶ。さらに最近では、外国人から見た日本語という視点での日本語研究、日本文学と外国の文学を比較しながら研究を進める比較文学も注目を集めている。
つまり、これからの日本文学は、哲学・史学・社会学・心理学などの学問を含めた幅広い研究が求められているのである。
■外国文学
外国文学では、諸外国で使われている言語で書かれた文学作品の研究や、その作品が成立した地域的・時代的背景などを含めた全体的な研究を行う。作家の経歴や作品成立の時代背景、作者自身のものの見方や考え方を追っていく中で、想像力を働かせながら作中人物の心の動きを読み取り、そこから人間の本質を把握していく学問である。
世界で使用されている言語はたくさんあるが、現在、大学で研究が盛んに行われているのは、英米文学、ドイツ文学、フランス文学、中国文学などであり、対象は小説 ・詩・演劇・評論など多彩である。
どのような外国文学でも、言語の修得が重要となり、時事英語やビジネス英語など、必要な語学の勉強もあわせて行うことになる。また、その国や地域の文化・思想・生活習慣など
の知識は、作品の書かれた背景などを知るうえでも欠かすことはできない。外国文学を学ぶということは、使われている言語だけでなく、その国や地域について知ることである。
●日本語教育論
日本語教育における学習者の受け入れから送り出しまでのプロセス、用いられる用語の基礎を理解することが目的。
●日本語史
日本語がどのように変化し今日に至ったかを学ぶ。かつて存在したものが現代語にはなく、現代語には必須のものがかつては存在しなかったことから、日本語の特質と変化を理解する。
●日本文学史
日本文学の史的展開について概説するとともに、文学史を見る態度を養う。古典文学史の基礎的事項や時代の流れ、中世の韻文の世界について理解を深める。
●国語学概説
私たちが何気なく使っている国語について、語彙・音声・文字・文法等の特徴を概説する。
●日本文学概論
文献学・歴史科学・民俗学・比較文学など、日本文学研究や卒業論文の執筆に必要となる 基礎的な研究方法を身につける。また、文学研究だけでなく、日本文化史のうえで相対化して見ていく必要についても触れていく。
●英文学入門
文学の3 つのジャンルである詩・演劇・小説の特質を概観する。英文学の発達に沿って、主要な作品を紹介していく。
●英語学入門
英語と日本語を構造的に比較しながら、 いわゆる日本人にとっての英語の難しさを考察する。
●英語史
英語形成の歴史における、ラテン語など他言語の役割を見ていく。 ゲルマン系のごく一部の言語であった英語が、今日のような「世界語」となるに至った過程をたどる。
●イギリス文学史
イギリス文学の成立期から現代に至る流れを、主要作品に直接触れ、各時代の文化的・歴史的背景をふまえながら概観する。
●アメリカ文学史
17 世紀にイギリス文学から派生して生まれたアメリカの文学が、次第にアメリカの独自性を獲得して現在に至る過程を
概観する。
●英語学概論
英語という言語がどのような構造や体系を有しているかについて音・語・文・意味・談話・文化などの観点から概説する。
近年、海外では「潔さ」「真心」などの、日本の伝統的精神が評価されています。
日本文化をよく表しているのが文学作品で、戦後の豊かさ追求で忘れていた心や、近代化の中で知識人が感じた悩みを共有できます。
そんな日本文化の伝道師が活躍する場は広がっています。
また異文化の人と接する時はこちらの常識を押し付けず、まずは相手の流儀に理解を示すことが大事。その手助けになるのが外国文化と直に接して理解すること。
外国文化の理解者は文化交流に留まらず、経済や政治の国際交流でも活躍を期待されます。